ニュースキャスターも体験した不妊症に対する鍼治療
全米ネットワークテレビのＮＢＣは2014年9月9日のワイドショー『Today』で、体外受精による不妊治療（IVF）の成績を改善するための鍼治療を取り上げました。
このワイドショーは全米で最も有名な朝の生放送番組です。
不妊症の克服のためにIVFを継続中であることを公表している同番組の女性ディレクターが、主治医の勧めで鍼治療とカッピング治療を取り入れていると述べました。
このディレクターが主治医2人と治療家1人を伴ってスタジオに登場し、そこで実際の治療を披露しました。
インタビューの中で医師たちは、鍼治療を勧めた背景として『自分が担当する多くの患者がIVFに鍼治療を導入して子供を授かっている例を見ているから』だと口をそろえて答えています。
また、ディレクターはスタジオで実際に治療を受けながら『鍼治療は、全く痛みなど感じない優しい治療で気持ち良い』と語り、『1回目のIVFでは妊娠しなかった。2回目のIVFから鍼治療を併用したところ妊娠できた』と自身の治療の経緯を紹介しています。
と、今月11月号の医道の日本でお伝えしております。
確かに、最近の日本における不妊治療を行うクリニックでも鍼灸治療をお勧していたり、院内に鍼灸治療が受けられるよう施設が整っているところもあります。
そして、最も大事なことは、不妊治療が終わったら鍼灸も終わり、ではなく女性としてこれから迎える更年期をうまく乗り切る為にも、あるいは様々な疾患の予防、健康の維持・向上、QOLの改善の為に障害に渡り、治療は続けて頂くことを切に願います。
それが、鍼灸の本来の目的・役割でもあると考えております。
うまく生活に東洋医学をもっと取り入れてみて下さいね。
