妊娠の原点は東洋医学のチカラ
当院は、一般社団法人 統合医療生殖学会の会員ですが、
当学会顧問の医学博士 ショウキ先生によれば、
以前は高齢、50歳でも妊娠・出産が可能であったけれども、今はそうではなく、子供ができにくい身体になっているのは、生活習慣病である、とおっしゃっております。
どれだけIVFの技術が向上しても、質の良い卵子と精子がなければ妊娠は成立しないのです。
不妊治療の鍵は、まず食生活にあると言えるでしょう。
食べた物で人体はできていますから、もちろん赤ちゃんの発育や成長にも影響しますし、アレルギーの原因にもなりうるのですから、まずはそこから見直して下さい。
そして、低温期が35度台という、低体温の方も時々見られます。
冷えがあると、体内での不要物質が燃焼されず蓄積されますが、冷えがコントロールできないばかりではなく、熱をコントロールできない場合でも問題になります。
また、多いのが貧血。東洋医学では血虚と呼び、血が不足している状態を指します。
それでは、必要な血液が回らず、そもそもの卵子の育ちや、内膜の厚さ、着床しても子宮内に栄養が回らず、受精卵の成長がストップしてしまいますし、それ以外にも細胞が修復されず、沢山の弊害が起きます。
流れが悪くなると、気の滞り(気滞)、血の滞り(血お)、水の滞り(水滞)、老廃物の滞り(痰湿)などといったことが起き、これらも全て妊娠の妨げになります。
患者様が、一体何が原因で妊娠できないのか、それを見極め、改善するのが私達鍼灸師の仕事です。
早目早目の対策を講じることが、妊娠への大きな一歩となります。