不妊と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
当八千代院では、不妊治療で通っている患者様の中に、
『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の方もお見えになります。
『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』とは、不妊の原因のひとつと言われますが、
両側卵巣の多嚢胞性腫大に何らかの月経異常を伴い、
ホルモン値のLHが高値を示すのが特徴とされる内分泌疾患の事を言います。
生理に何らかの異常を感じる、あるいは、身体的特徴として、
ニキビ・多毛・肥満等が挙げられ、
ただし、これは日本人には当てはまらない事もありますが、
clinicへ来院するケースが多いと思います。
また、超音波検査にて、ネックレスサイン(※小さな卵胞が一方で10個以上)が認められます。
治療として、肥満がある場合はまず減量、
あとは、挙児希望の場合、
薬物療法(排卵誘発)として、クロミフェン療法、
あるいはゴナドトロピン療法の選択となりうる事が多いでしょう。
当院では、このような疾患をお持ちの患者様に対し、
clinicへの通院と並行して薬物療法を用いながら、
鍼灸治療で体質改善に導き、
ご懐妊に結び付いたケースが多数あります。